■鍼灸治療とは

鍼灸治療は、髪の毛ほどの細い鍼や、温熱効果のある灸を用いてツボを刺激することにより、気血の流れを促し、痛みを抑えたり、組織の回復を助けたり、患者さんご自身が本来持っている自然治癒力を引き出します。薬を使ったり外科的な治療をするわけではありませんので、自然で、極めて副作用の少ない治療法です。


東洋医学の治療哲学、それは人間全体を診ることです。西洋医学とは違った視点から患者さんを診るため、検査では異常がなく原因が分からない症状に対しても、東洋医学的にはその病態を解釈し、説明し、治療することができます。
たとえば、更年期障害によるめまい・冷え・ホットフラッシュは、西洋医学ではそれぞれの薬を飲むしかありません。対して東洋医学では、それぞれの症状が起こる原因を体のバランスが崩れている状態と考え、他に現れている随伴症状や日頃の体質から、不足しているもの、亢進しているものを把握し、鍼・灸の刺激によりからだ全体のバランスを整えることで症状を緩和させていきます。

■こんなときに鍼灸治療をおすすめします

○病院の検査では異常はないが、症状が続いている
西洋医学とは違った視点から患者さんを診ることで、検査では異常がなく原因が分からない症状に対しても、その病態を把握し、治療することができます。
たとえば日常生活での癖、骨格や筋肉のバランスの乱れ、天候や精神的なストレスなどから起こる体調不調は、現代医学の検査ではとらえることができません。
 
○症状が多く、病院では複数の診療科にまたがってしまい、症状の数だけ薬を飲まなければならない
個々の症状をバラバラにみるのではなく、全体をみてバランスを整える治療ですので、様々な症状が同時に治っていくことがあります。
 
○体質や他の病気のために、薬を飲めない、注射や手術を受けられない
鍼灸治療は薬物を体に入れる治療ではありません。患者様一人ひとりの体質に合わせて治療しますので、どんな方でも治療を受けることができます。
 
○整形外科的な痛みに対して治療を受けているが、痛みをコントロールできない
 ・内服薬やシップを使っても症状が改善しない
 ・電気治療を受けているが、効果がなかなか感じられない、効果が持続しない
 ・注射を勧められたが、注射による治療に抵抗がある
 ・注射を受けたが、効果が長続きしない、次の注射の日まで我慢ができない

といった場合にも、鍼灸治療は大きな効果を発揮することがあります。
 
○なんとなくだるい、身体が重く感じるなどの日々の疲れを癒したい
全身のバランスを整えることで、ストレスによるコリや緊張をほぐし、リラクゼーションの効果も得られます。
 
○健康管理をしたい、もしくは持病を悪化させないために体調管理をしたい
鍼灸治療の真髄は未病治(病気の兆候である体の不調を見つけ、病気になる前に治してしまうこと)です。定期的に治療を受けることで、病気を未然に防いだり、持病の悪化を防ぐことができます。
 
※鍼灸治療を併用することで相乗効果が発揮され、これまでの治療の効果も高まることがありますので、症状が強い場合は完全に鍼灸治療に切り替えるのではなく、これまでの治療に鍼灸を併用することで 症状の改善を図るのがよいでしょう。
 
■適応疾患


肩こり、頭痛、腰痛、膝の痛み、五十肩などの痛みや痺れといった運動器疾患をはじめ、更年期障害や月経不順、不眠、冷えなどの自律神経疾患、便秘や下痢などの内臓疾患、喘息や花粉症などのアレルギー疾患、その他のストレス性疾患など、多くの疾患に効果があります。


なお、WHO(世界保健機関)では、70以上の疾患について鍼灸治療の有効性を認定しています。
 

 

Copyright © 2011 Medaka Acupuncture Muxibusions All rights reserved.