各診療紹介

陥入爪(巻き爪)

陥入爪(巻き爪)とは?

陥入爪(巻き爪)とは主に爪のわきが丸く巻いて伸びる為、爪の端が皮膚の中にめり込み痛みを伴う状態のことです。

陥入爪(巻き爪)の原因

陥入爪(巻き爪)の原因としては、スポーツやハイヒール等で足先に負担がかかり、爪が深く食い込むことが原因といわれています。
さらに、深く食い込んだ爪の周囲に細菌感染を起こして赤く腫れ上がり膿を出すことも有ります。

治療

当院での陥入爪の治療は、症状に応じて大きく3つに分けられそれぞれに利点と欠点があります。
1.深爪等が食い込まずに伸びるようにテープ固定や爪の脇に綿を詰めて経過をみる
基本的には一番軽い陥入爪が適応となります。
2.巻き爪矯正技術VHOの矯正ワイヤーを使用する方法
これは爪のほぼ中心部分に特殊なワイヤーでフックを作り巻き上げるものです。
ほとんど痛みを伴わずに加療でき、通院も頻回には必要ありません。
欠点としては、化膿している部分には使用ができないことと、他の方法と比較して高価であるということです。
※さらに詳しく巻き爪矯正技術VHOを知りたい
3.フェノール法を使用する方法
これは足指の付け根に局所麻酔をしたあと、食い込んでいる爪を根元から部分的に切除します。爪が食い込んだ痛みからはすぐに解放されます。
欠点としては、局所麻酔の注射をする事と、ある程度の通院が必要になるということです。
これらの治療方法を柱として、なるべく痛くない治療と再発させないアドバイスを分かりやすく説明させていただければと考えております。 お気軽にご相談下さい。

アテローム(粉瘤)

アテローム(粉瘤)

アテローム(粉瘤)とは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来毛穴から排泄されるべきあかと皮脂がたまってしまう皮膚のできものの一種です。
体中にできる可能性がありますが、背中や耳の周り、首から胸にかけて多いと言われています。しばしば中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると臭くてドロドロしたおからのような物質が出てきます。
基本的に良性のものなので悪性化することはほとんどありませんが、自然に小さくなるものでもありません。ゆっくりと時間をかけて大きくなってくるのが一般的です。
また、ニキビとは違って内容物を自分の指で強く押して排出し、小さくなったとしても、袋は残っているのでほとんどが再発してしまいます。
さらに、袋の内部は細菌が増えやすい環境になっており、黒点状の皮膚開口部より細菌が侵入し化膿することがあります。
これを炎症(化膿)性粉瘤と呼びます。細菌の毒素によって患部は赤く腫れ上がり痛みを伴います。

治療

当院では、なるべく赤く腫れあがったり、痛みが出る前に切除することをお勧めしています。
巨大なものでなければ、局所麻酔での日帰り手術が可能です。
局所麻酔は通常使用される針よりはるかに細いものを使用しています。
なるべく痛みの少ない方法で治療します。
傷跡については数多くある手術法の中から一番目立たない方法を、患者さんそれぞれの腫瘍発生部位とその周囲の皮膚の関係から選択したいと思います。
お気軽にご相談下さい。

傷跡の治療(瘢痕)

傷跡(瘢痕:はんこん)の治療とは

傷跡(瘢痕)の治療とは、皮膚の損傷の後に皮膚が修復する過程で膠原繊維芽細胞(組織をより強くする細胞)というものが増殖を続け、 数か月間、傷跡が赤く盛り上がります。 この後、半年から1年の間にほとんど赤みがとれ、白い平らな傷跡になると言われています(その為長期的に経過を観察することになります)。 しかし、経過観察の間に、この治すための細胞の反応が強く出すぎて、傷が平坦になるまでに異常に時間がかかることがあります。 これを肥厚性瘢痕と呼びますが、引きつれやかゆみ、痛みを伴う事があります。

瘢痕(はんこん)の原因

瘢痕は、炎症・感染・皮膚潰瘍・手術なと様々要因によって皮膚が損傷をした際に、膠原繊維細胞が過剰に産生されて皮膚が隆起することが原因と言われています。

治療

当院では、まずは保存的治療をすすめています。当院オリジナルのテープを使った局所の圧迫、安静などで瘢痕の消褪(しょうた)を促進します。
また、局所注射や内服治療も並行して行っていきます。
その上で改善がみられないもの、もっときれいに傷跡を治したいと希望する人に「形成外科的な瘢痕修正術」である手術治療を行います。
大きいものや黒ずんで気になる傷跡をできる限り修正し、細い線にするようにします。
傷跡をゼロにするということは不可能ですが、なるべく目立たないようにするためのお手伝いができればと思っています。
お気軽にご相談下さい。

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